詰工房の著作
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- 「KOBO」(平成5年発行)。編集長は清水英幸さん。
当時の常連のうち18人が参加し、詰将棋65題(1人あたり3~5題)と解説、論考や随筆からなっています。送料込み1000円で頒布しましたが、瞬く間に完売し、現在では入手困難となっています(あながち大ウソではありません。古書店ではプレミアがついているという噂もあります)。
一般にアマチュアが出版する詰将棋作品集といえば、作品と解説、作者紹介、それ以外にせいぜい詰将棋関係の論考や随筆などですが、「KOBO」は違いました。論考には、プラパズルあり、チンチロリンあり。詰将棋にいくらか関係あるページにしても、ミニコミ誌の作り方、会合参加を題材にした随筆など、今までの「作品集」の枠組みに囚われない、何でもアリの内容です。詰工房を紹介するページ(詰工房の歴史、当時の会報「KOBO」の歴史、座談会)もふんだんに入れました。
悪く言えば「内輪ノリを他人に売りつけた」といえるものですが、詰工房の楽しさと、実力の片鱗(?)くらいは、分かって頂けたのではないかと思っています。
この時、本を出すのは実は意外に簡単なことなんだ(それなりに苦労はしましたが)、というヘンな自信を持ってしまった。
- 「夢銀河」(平成12年発行)。編集長は田口正明さん。
36人が参加、詰将棋163題(34作家)と、前作よりは一般の詰将棋作品集らしくなっています(詰将棋作品集って、そもそも「一般的」も何もないように思いますがね)。編集長の方針にもよりますが。でも安南詰が一緒に並んでたりするのは、相変わらずなんですが。
こちらは今でも入手可能です。でも某古書店では、すでにプレミア付きで売られているとか?
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