詰将棋パラダイス誌


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  1. 「謎の雑誌」

    将棋・詰将棋に関心がある人にも、「詰将棋パラダイス」なるものは「謎の雑誌」ととらえていると思います。最近こそ、将棋雑誌などに広告がでるようになりましたが、以前は広告もなく、書店で販売しているでもなく、連絡先・購読申込先も不明、なんとなく名前は知っている、というように(大袈裟ではなく!)思われていたようです。
    そして、現在の読者の多くは、この「得体の知れない所在地」を何らかの方法で知ることから、その購読を始めているのです。
    今でこそ、Webページもあるし、ある程度は書店で買えるようにもなりましたが、発行部数の大半は定期購読による郵送となっています。


  2. 隅から隅まで詰将棋

    詰将棋の雑誌ですから当たり前ですが、いきなり表紙から詰将棋です。それも懸賞です。毎月掲載される「新作」は数十題。その多くが懸賞出題されています。難易度としては、解答つきの3手詰から、懸賞の数百手まで様々です。出題形式の多くは、概ね手数がわかるようになっており、その代表が「詰将棋学校」と称して、7手以下の小学校から、50手以上の大学院まであります。もっと易しいものもありますし、超長手数が特別懸賞されることもあります。
    全体の約100ページは、残りの多くが懸賞出題の結果発表。そして、いくつかの連載読み物などがなどで構成されています。

  3. 読者が主役

    掲載される詰将棋作品の全てが、読者からの投稿によるものです。投稿作品は不完全個所の確認などを経て、その作に適当と思われる欄で出題されます。また、多くのコーナーにおいて、解答者は解答の際にその作に対する評価を与える、また多くの解答者が感想を添える慣習となっており、これは優秀作表彰などで大きな影響があります。
    また、ほとんどのコーナーの執筆者は、読者のボランティアです。
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